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  • 前立腺の病気
    11歳7カ月のミニチュア・ダックスフンド、男の子です。先日、元気・食欲が無くなったとのことで来院されました。熱が40度もありました。犬は人よりも体温は高めで、興奮するとすぐに体温が上がりますが元気がないのに(つまりあまり動いてないのに)40度はおかしいですね。血液検査ではやはり白血球が正常値よりも高くなっておりました。発熱、白血球の上昇は感染症を示唆しております。全身のレントゲン写真を撮影したところ、腹部の...
  • 子宮水腫
    1歳4カ月のチワワ、女の子です。今日は避妊手術と乳歯の抜歯です。麻酔前の術前検査を終え、手術の準備です。手術部位の毛を刈ります。剃毛(ていもう・毛をそる)までする必要はありません。麻酔時間の延長や皮膚に細かい傷を付けてしまい細菌感染を助長してしまいます。皮膚、皮下織、腹壁の順に切開します。腹壁は白線と呼ばれるお腹の真ん中を走る白い線上を切ります。ここは左右の腹筋が合わさるところで、血行に乏しく出血が少...
  • フェレットの耳ダニ
    生後3カ月のフェレット、2人とも男の子です。先日ワクチン接種で来られました。耳の汚れは大したことありませんでしたが、耳ダニ寄生率がかなり高いため、念のために検査を行いました。耳ダニいましたね。かゆみがあるはずですが、耳をかく動作を健康な子もするため、オーナーも病気かどうかの判断が分かりづらい事があるようです。今日は治療を開始して三回目ですが、治療がすすむにつれ耳ダニの寄生数が減っていくため、かゆみも...
  • 炎症反応
    先日のリンパの腫れた子のFNA(針による吸引細胞診)の検査結果が返ってまいりました。炎症性の細胞がみえます。マクロファージと少数の好中球が散在しております。(写真の中の青い細胞、周りの多数の赤い小さな細胞は赤血球)やはり唾液ではありませんでしたので、あごが腫れたのは唾液のせいではありません。リンパ節に炎症細胞が集まっているといことは感染を意味しております。抗生剤の投与は続けましょうね。お大事に。ファミリ...
  • 妊娠時のチェック
    犬や猫は妊娠期間が約63日です。もちろん個体差はありますが。予定日の1週間から10日前は妊娠頭数や産道の大きさをレントゲン写真で前もって把握しておくことが大事になります。これらは超音波検査では把握しにくいからです。産道の大きさから帝王切開の可能性を探ったり、妊娠頭数を前もって知っておくことでお産が最後まできちんと終わったかを見届けることが大事だからです。これは以前撮影した猫の妊娠の写真で、お腹に4匹いま...
  • 肛門腺はどこ?
    よく聞く質問なので、今日手術した子をモデルに見てみましょう。手術中なので麻酔がかかっておりますから肛門がやや開いて見えます。肛門腺とは肛門の付近に存在している臭いの腺です。犬にも猫にも存在していて本人の識別信号です。よく犬や猫同士であいさつする時にお尻の臭いをかぎあったりしますね。臭いで誰かを判断しているのです。肛門腺で分泌された液体は肛門嚢(こうもんのう)と呼ばれる袋に溜められます。肛門括約筋の縮...
  • 歯周病
    10歳10カ月のミニチュア・シュナウザー、女の子です。口の中の出血がひどいとのことです。歯根からの出血がほとんどなのですが、以前もミニチュア・ダックスフンドで、布団のシーツほぼ全面出血して貧血を起こすまでになった子がいます。もちろん止血因子も調べましたが全く問題ない子でした。普通は出血すると血が固まるので貧血になるほど出血は続きません。中にはこの止血因子の異常で血が止まらない子もいるのです。術前検査で...
  • 両あごのリンパが腫れた
    9歳11カ月のメインクーン、女の子です。両あごのリンパが腫れたようです。はじめのころよりも大きくなってきたとのことです。外観上は分かりにくいですが、触ると確かに硬く腫れております。触診上硬いのですが、左のあごのリンパは超音波検査をしたところ周りに液体が貯留しているようです。超音波検査では液体は黒く描写(赤い円内)されます。穿刺(せんし)するとやはり液体が採取されました。粘稠(ねんちゅう)度、PHなどから唾液...
  • 肺の硬化像
    15歳10カ月の男の子です。慢性的な咳とそれに伴った嘔吐があり、体重が減ってきたとのことです。猫の右側を下にして撮影したレントゲン写真(右ラテラル)です。空気は黒く写るため、本来空気を多く含んだ臓器である肺は黒く写るはずです。ところが赤い円の部分の肺野は白く影になっております。この肺には空気が存在してない状態だということです。正常な子のレントゲン写真です。比較してください。猫を伏せの状態で撮影したレント...
  • 観葉植物に注意
    8カ月のトイ・プードル、男の子です。吐くとのことで来院です。昨日お部屋に飾ってあったシクラメンの花と葉を食べてしまったようです。吐物の中にも含まれていたようです。シクラメンはサポニン配糖体と呼ばれる毒素を含んでおります。通常根や球根部分に特に多く含まれております。症状は胃腸障害や神経症状です。実を言うと観葉植物は食べると中毒を起こすものが結構あります。中毒物質に対する感受性は個体差があるため重症度...

プロフィール

familyanimalhospital

ファミリー動物病院(調布市)の診療日誌を時間が許す範囲でつけていこうと思います。https://www.familyah-sengawa.com/
これは日々当院に来院される患者さまにその設備などをお披露目する機会がなかなかないので症例を報告しながら見ていただけたらと思います。
症例報告に当たっては我々がどのような病気と日々奮闘してきたかもご覧いただき、参考にしていただけたらと思います。
症例報告なのでやや生々しい画像も含まれることがありますので見るに当たっては自己責任にてお願いします。

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