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  • 眼瞼内反症
    生後10ヶ月の猫です。左下の眼瞼が内側に巻き込んでしまい、皮膚が眼球に当ってしまっています。そのため目が痛くて目を細め、涙が過剰に出ています。眼瞼内反症です。内側に丸まった眼瞼を外側に向けるため、眼瞼下の皮膚を一部切除して詰め寄せることで整復します。鉗子で皮膚を挟んで切り取る皮膚の量を決定します。どれだけの皮膚を挟むと内反が無くなるかを確認します。ただし麻酔がかかっていてまばたきなどをしてくれないた...
  • ウサギの心不全
    9歳1ヶ月の女の子です。ウサギでは高齢です。呼吸が荒いようです。ウサギの呼吸困難の典型的な姿勢です。前足を八の字に広げ、胸を床につけて鼻の動き、胸や腹の動きが忙しくなっています。動画が見れない方はこちらをクリック胸部レントゲン写真(右ラテラル)です。気管(赤矢印)が挙上し、背骨にくっつくように位置しています。心臓が拡大している証拠です。呼吸困難のあるウサギにはなかなかいろんな検査はできません。人間と違っ...
  • 汗腺嚢胞
    11歳6ヶ月のMIX、男の子です。先日汗腺の炎症で来られました。右肩の所に以前より繰り返す水疱性の腫瘤があり、最近感染も引き起こすことから本日外科切除することになりました。術前の胸部レントゲン写真(右ラテラル)です。レントゲン写真では空気は黒く描写されますので、気管は黒い道となってよくわかります。赤い矢印の部分だけ狭くなっているのがわかりますでしょうか?気管虚脱です。まだ症状はないようです。遺伝的になりや...
  • 先天性のようです
    先日手術した子宮の病理検査結果です。子宮端は管構造ではなく線維様結合組織となっているようで、病理学的にも先天的な異常のようですね。特に子宮系の疾患に起因したものではないようです。卵巣は小さいですが正常に卵胞や黄体組織があり、異常はないようです。やはり卵巣、子宮を摘出しておいてよかったですね。ファミリー動物病院...
  • マイボーム腺腫
    先日手術した子の病理結果です。まず目の縁の腫瘍ですがマイボーム腺腫と呼ばれる良性の腫瘍でした。眼瞼にある腺細胞の腫瘍ですが、腺組織の中心部で細胞が崩壊することにより脂質を分泌して、強い炎症を伴うことがあり、また、大きく成長して眼球自体を傷つけてしまいますので手術が容易な小さいうちに切除したほうが良いでしょう。他の体にできていた腫瘍も全て脂肪腫で、良性の腫瘍でした。脂肪腫もびっくりするくらい大きく成...
  • 子宮の奇形?
    1歳の女の子です。今日は避妊手術です。左の卵巣子宮は正常でしたが、右の子宮は途中で途切れていました。本来右と左の子宮はアルファベットのYの字のようにつながって膣部へ向かいますが、この子は右の子宮が途中で終わっていて膣部と開口しておらず、中に分泌液が溜まってしまっていました。昨日の日誌の卵巣子宮と見比べてくださいね。摘出した左右の卵巣子宮です。今回避妊手術を行わなかったら出口が無いので分泌液がさらに右...
  • 結膜-第三眼瞼(瞬膜)癒着
    5ヶ月の猫、女の子です。以前小さかった子ですが避妊手術が出来るくらい大きくなりました。保護された時に伝染病にかかっており、目が開かないくらいの結膜炎がありましたが、こういう既往症のある子はこのように炎症により結膜と第三眼瞼(瞬膜)が癒着してしまうことがあります。目や眼瞼の正常な動きができなくなり慢性的な眼疾患を起こしてしまいます。本日避妊手術で全身麻酔がかかっておりますから、並行して整復いたしました...
  • 脂肪腫
    8歳3ヶ月のラブラドール、女の子です。左の胸部、第1乳頭付近にしこりができたとのことでした。触診上脂肪腫でしたが、大きくなることや、ごくまれに悪性のこともあるので今回ホテル中の外科をお願いされましたので本日全身麻酔下にて切除いたしました。やはり脂肪腫でした。良性ですがラブラドールの脂肪腫はとても大きくなることがあるので注意が必要です。ホテル中、快食快便で過ごしておりますのでご安心ください。ファミリー...
  • 僧帽弁閉鎖不全症
    13歳9ヶ月のチワワ、男の子です。昨日呼吸が荒くなり来られました。聴診にて僧帽弁領域に心雑音があり、超音波検査で僧帽弁の閉鎖不全がありました。僧帽弁閉鎖不全症です。犬の後天性の疾患で最も多いでしょう。上の左側の胸部レントゲン(DV)がこの子の写真で、右側が健常な子のです。僧帽弁は左心房と左心室の間にあり、本来血液が逆流しないように存在しています。その弁が壊れる病気なので左心室から大動脈へ血液が出ていかな...
  • 骨関節炎
    11歳8ヶ月のシーズー、男の子です。3週間ほど前に右の前足の第Ⅲ指が腫れて隣の指に比べると太くなっていました。その時にレントゲン写真です。赤い線で示したところの骨が増殖して見えますね。隣の第Ⅳ指の骨と比べてみてください。実を言うと以前は第Ⅳ指の骨が増殖して、太くなっていました。今回そこは治っています。今回も関節炎の治療で治りました。以前起こした時も自己免疫性疾患、リウマチなども含めて検査したのですがなん...

プロフィール

familyanimalhospital

ファミリー動物病院(調布市)の診療日誌を時間が許す範囲でつけていこうと思います。https://www.familyah-sengawa.com/
これは日々当院に来院される患者さまにその設備などをお披露目する機会がなかなかないので症例を報告しながら見ていただけたらと思います。
症例報告に当たっては我々がどのような病気と日々奮闘してきたかもご覧いただき、参考にしていただけたらと思います。
症例報告なのでやや生々しい画像も含まれることがありますので見るに当たっては自己責任にてお願いします。

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