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  • 脾臓の腫瘍
    10歳8ヶ月のトイ・プードル、女の子です。先日血液検査したところ肝機能に不安を感じたため超音波検査を行いました。すると脾臓に2ヶ所腫瘍があることがわかりました。脾臓は特に大きな生命活動に関与していないため、病気になってもよほど進まない限り無症状です。大きくなった腫瘍はやがて破れてしまいお腹で出血してしまいます。手術で脾臓ごと摘出いたしますが、この子は僧帽弁閉鎖不全症と呼ばれる心臓疾患も持っているため、...
  • 背中に乳がん
    背中の皮膚に数カ所デキモノができていました。局所麻酔下でトレパンを使って切除し、病理組織検査に出しておりました。腺上皮性の腫瘍であることがわかりました。この子は乳がんを患っておりましたので、乳がんの転移である可能性があるとのことです。やはり、猫の乳がんは非常に質が悪いと言えます。切除縁への浸潤こそないものの、これからもいろいろなところへの転移が起こる可能性があるので注意深く観察して行きましょう。お...
  • いつも同じ腫瘍とは限りません
    8歳5ヶ月のミニチュア・シュナウザー、女の子です。左のおしりに大きな腫瘍ができてしまいました。だんだん大きくなっているようです。この子は以前から皮膚腫瘍を作ることが多く、今まですべて皮脂の詰まった良性の皮脂腺腫でした。今回はいつもとは違うようです。局所麻酔でも切除できそうな位置でしたが、今回は歯がとても汚くて臭いので歯の処置も同時に行うべく全身麻酔です。エリザベスカラーを付けての年越しはかわいそうな...
  • フェレットの脱毛
    3歳2ヶ月のフェレット、男の子です。最近体幹部や尾の付け根をカジカジしているようです。毛が薄くなっています。フェレットの脱毛で皮膚の感染性疾患が否定された時に最も心配になるのは副腎疾患です。超音波検査において副腎(赤円内)を確認しましたが左右とも問題ありませんでした。体幹部をカジカジする原因の一つに臓器の腫大による腹部の違和感もあります。特にフェレットは脾臓(赤円内)が腫れることがあるので注意が必要です...
  • 消化管型リンパ腫
    14歳2ヶ月のアビシニアンです。食欲不振とのことでしたが、腹部に触知可能なマス(デキモノ)がありました。腹部レントゲン写真にも白い影となって写っています。すぐに超音波下におけるFNA(針による吸引細胞診)を行いました。リンパ腫でした。猫白血病を持っていない子は通常7歳以降に見られます。マンクスやバーミーズに多いという論文もありますが、あらゆる種類で起きる可能性がある造血系腫瘍の90%を占める悪性腫瘍です。リンパ...
  • リードはしっかり持ちましょう
    6歳5ヶ月のミニチュア・ピンシャー、男の子です。公園で犬に咬まれてしましました。相手はリードから手を離していたようです。大型の犬のようです。背中の皮膚が切り裂かれてしまっています。出血も止まりません。局所麻酔で形成縫合しました。縫合することにより傷口のカバー、止血ができます。背中以外にも太ももにも歯が入っています。こちらも消毒して縫合しました。この子も体重10kgある子ですが、もっと小さな犬だったり人間...
  • 若い犬の腫瘤
    1歳6ヶ月のマルチーズ、男の子です。ペニスの左横に1cmの腫瘤ができたとのことです。硬く赤いですね。この位置は局所麻酔での切除は困難なので急きょ手術しました。吸収糸を使った埋没縫合です。若い犬でも悪性腫瘍のことがあるので、小さいうちに早めに切除できてよかったです。お大事に。(続きを見る) ファミリー動物病院...
  • 右膝の皮膚腫瘍
    10歳3ヶ月のゴールデン・レトリバー、男の子です。右膝の所に大きな皮膚腫瘍ができてしまいました。本人も気にしてなめています。局所麻酔にて切除することにしました。全身麻酔のようなリスクがないのと、麻酔代、麻酔前検査代などが要らないため費用が抑えられるます。局所麻酔とはいえ外科マージンも大きく取りました。出血はバイポーラで止血できました。切除した腫瘍に割面を入れたところです。病理組織検査に送ります。右手...
  • 重責の原因は?
    先日の腸重積の摘出部位です。腸重積になってしまった原因を知ることにより、今後の予防ができるのかを知るために病理組織検査に出していました。異物や腫瘍はなく、症細胞が多数出ていて完全に小腸は壊死していました。ただ、原因の特定はできなかったので、突発性と思われますが予後が気になりますね。お大事に。ファミリー動物病院...
  • 金網ケージの問題点
    1歳4ヶ月のジャンガリアン・ハムスター、男の子です。右の後ろ足がズルむけて、出血したようです。現在出血は止まっています。幸い骨に異常はありません。感染を起こさないような治療で治るでしょう。ハムスターはよくこのような金網ケージで飼われていることがあります。鑑賞的な問題や臭い・湿気がこもらないなど利点はありますが、本来地上生活動物であるハムスターに対して金網を登るという行動を起こさせることになります。そ...

プロフィール

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ファミリー動物病院(調布市)の診療日誌を時間が許す範囲でつけていこうと思います。https://www.familyah-sengawa.com/
これは日々当院に来院される患者さまにその設備などをお披露目する機会がなかなかないので症例を報告しながら見ていただけたらと思います。
症例報告に当たっては我々がどのような病気と日々奮闘してきたかもご覧いただき、参考にしていただけたらと思います。
症例報告なのでやや生々しい画像も含まれることがありますので見るに当たっては自己責任にてお願いします。

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