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  • 大型犬の前十字靱帯断裂
    6歳9カ月のラブラドール・レトリバー、女の子です。ただ、ボール遊びをしていただけだったのに急に左後ろ脚をかばい始めました。膝の側面のレントゲン写真です。わかりやすいように白黒反転させています。本来、大腿骨と脛骨は赤い矢印のところが合わさるようになっていますが、患部の左膝は頭側(青い矢印)の方に動いてしまっています。動かないように固定している前十字靭帯が損傷している証拠です。これでは大腿骨と脛骨の間に存...
  • 耳介の皮膚腫瘍
    17歳の猫、男の子です。ここ3ヶ月で耳の外側、皮膚にしこりが出来たとのことです。初めは小さく、だんだん大きくなってきたようです。扁平上皮癌や肥満細胞腫などの悪性の場合もありますが、ご高齢なので、まず体に負担のない局所麻酔で採材切除して、病理検査を行うことにしました。病理の結果によっては、拡大手術を考えたいと思います。お大事に。ファミリー動物病院...
  • 上皮系の悪性腫瘍
    先日の腹腔内腫瘍の結果です。消化管まで巻き込んだ腫瘍は上皮系由来で肝細胞も見られることから肝細胞癌であることがわかりました。同じ肝臓の腫瘍でもリンパ腫なら比較的穏やかな抗癌剤での治療ができたのですが、肝細胞癌だと外科が第一選択となります。飼い主さんは積極的な治療はかわいそうだということで、経過を見ておられます。それも一つの選択肢だと思います。お大事に。ファミリー動物病院...
  • 犬の胃拡張
    9歳2ヶ月のキャバリア、女の子です。元気食欲が無いとのことでした。歩くことはできますが、明らかに様子がおかしいです。触診で腹部にとても硬く大きな塊がありました。レントゲン写真を撮影したところ胃(赤の円内)が大きく膨らんで、中に何か入っています。肝臓の位置が大きく後方(尾側)に押しやられています。胃拡張です。胃拡張は胃が大きく膨張することにより、胃自体の血行遮断や周りの門脈、大静脈を圧迫することによる循環...
  • まだまだ暑いですね~
    5歳6ヶ月のスコティッシュ・フォールド、女の子です。エアコンの効いてる部屋もいいですが、猫は意外とエアコンが嫌いだったりします。高温多湿の日本の気候も毛足の長い子はストレスですね。あと、少し肥満気味の子はなおさら自分の皮下脂肪で暑いです。今日は丸刈りにイメージチェンジです。涼しそうですね。熱中症対策、飲み込んでしまう毛の減少による毛球症予防、皮膚病の予防、皮膚腫瘍の発見、ノミの予防など意外とメリット...
  • デブリードメント
    7歳11ヶ月の猫、男の子です。外へ行く子です。右の腕の付け根に大きな穴が開いています。他の猫とのケンカによる咬傷のようです。下の筋肉が見えてしまって、大きなポケットになっています。肉芽組織が形成され始めていますが、大きな穴が開いたままだとさらなる感染を起こしそうです。壊死した皮膚を切開し、鋭匙(えいひ)と呼ばれる外科器具で壊死した組織や感染してそうな組織を取り除きます。このことをデブリードメントといい...
  • ぬれぎぬを晴らしましょう
    1歳2ヶ月のMIX、女の子です。単三の乾電池が見当たらなくなったそうで、飲み込んでしまったのではと心配されています。レントゲン写真は金属は非常によく写ります。単三乾電池をフィルムの端にのせて一緒に撮影しました。お腹の中にはありませんでしたので、どうやら飲み込んで無いようですよ。いつまでも心配しているよりはよかったですね。お大事に。ファミリー動物病院...
  • お腹の中にしこり
    年齢12歳くらいのペルシャ系の猫、女の子です。ここ1週間くらい食欲がなく、頻尿とのことでしたが、触診でお腹の中にしこりがあるのがわかりました。腹部のレントゲン写真です。消化管内のガスが黒く描写されるので、しこり(白い塊で描写)のせいで消化管全体が尾の方へ押しやられているのがわかります。これでは吐いたり食欲が低下するのもわかります。同じく腹部の仰向け(VD)のレントゲン写真です。しこりに関しては、消化管型の...
  • 君はいったいいくつ?
    譲り受けたワンちゃんで、若いようですが年齢不詳の男の子です。去勢手術を行いました。健康面では前立腺肥大、睾丸腫瘍、会陰ヘルニア、肛門周囲の腫瘍の予防ができます。性格面では余計な性欲が抑えられてストレスが軽減する、攻撃性の低下、尿のマーキングが減るなどの全体的にメリットのほうが大きいでしょう。この子も若い?とのことでしたが前立腺の過形成がありました。今回の手術で改善されるでしょう。PKシステムにて睾丸...
  • 犬の咳
    8歳9ヶ月のトイ・プードル、男の子です。ここのところ、咳をするとのことです。咳き込みすぎると、ノドへの刺激で吐いてしまうこともあります。だから吐くという症状と間違える飼い主さんもいます。咳の鑑別には大きく分けて上部気道、下部気道、心臓性の3つのグループに分けて考えます。上部気道の代表的な病気はケンネルカフ、下部気道では肺炎、心臓性では僧帽弁閉鎖不全症があります。この子は聴診と胸部レントゲン写真から下...

プロフィール

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ファミリー動物病院(調布市)の診療日誌を時間が許す範囲でつけていこうと思います。https://www.familyah-sengawa.com/
これは日々当院に来院される患者さまにその設備などをお披露目する機会がなかなかないので症例を報告しながら見ていただけたらと思います。
症例報告に当たっては我々がどのような病気と日々奮闘してきたかもご覧いただき、参考にしていただけたらと思います。
症例報告なのでやや生々しい画像も含まれることがありますので見るに当たっては自己責任にてお願いします。

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