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  • インターベリーα
    9歳7ヶ月のジャック・ラッセル・テリア、男の子です。今日は歯のクリーニングです。歯石の付着が少なく見えますが、歯肉が赤く炎症を起こしていました。プローブと呼ばれる歯科用具で歯と歯肉の間のポケットの深さをまず見ます。このポケットに侵入した歯石が問題なんです。どんどん歯根へ侵入していき、歯根炎の原因になるからです。この歯肉のポケットの歯石はハンドスケーラーや液体で溶かすタイプのもので取り去ることはできま...
  • 手術前検査
    9歳のスタンダード・シュナウザー、男の子です。今日は手術予定だったため、午前中に病院に来ていただきました。手術は午後12時~3時の外来を診ていない時間に行っております。それまでの時間に手術前の検査を行います。年齢によって異なりますが、身体一般検査の他、血液検査、レントゲン検査、心電図検査などを行います。本例は徐脈、すなわち脈拍数が正常よりも少ない状態でした。当院では院内で甲状腺ホルモン値が測れますので...
  • 犬の歯周疾患
    8歳6ヶ月のトイ・プードル、男の子です。左右の下の臼歯の歯根が膿んでしまっています。歯ぐきに穴が開いていますね。放っておくと、歯を支えている下顎の骨まで侵食され、融解してしまうこともあります。歯根が傷んでしまっている歯を除去し、顎の骨を守る必要があります。また、歯根炎の原因は歯頸部より侵入した歯石や雑菌によるものなので、超音波スケーラーで残った歯の歯石もきれいに除去します。歯頸部の歯石はハンドスケー...
  • 犬の子宮蓄膿症
    9歳11ヶ月のマルチーズ、女の子です。ここ数日元気・食欲が無いとのことです。熱はありませんでしたが、血液検査では白血球が上昇しておりました。陰部から血膿が出ておりました。水を普段よりもたくさん飲んでいたようです。結果、尿も増えます。多飲多尿です。腹部のレントゲン写真を撮影しました。赤い円内に白い丸い影が写っていました。子宮が腫れ上がっているようです。放っておくと多臓器不全を起こすので、早期に外科手術...
  • 小型犬の橈尺骨骨折
    体重2kg台の小型犬です。ほんの少しの高さから飛び降りただけなのに、前足を骨折してしまいました。小型犬ではよく見られます。特に床がフローリングのケースで多い気がしますが、それほど細い骨だということです。費用的にはギプスだけで治すことが良いのか知れませんが、特にこの部位は骨が2本ある場所なので、整復は難しく、癒合不全と言って骨折がいつまでたっても治らないというケースが見られます。そこで、今回はプレート手...
  • 犬の脂肪腫
    12歳1ヶ月のMIX犬、女の子です。左の脇に4cm大の大きな柔らかいしこりがありました。FNA(針による細胞診)では脂肪腫と呼ばれる良性の腫瘍でしたが、歯がとても汚く、歯周病を起こしていましたので治療ついでに切除いたしました。摘出した脂肪腫です。脂肪腫はいわゆる肥満などで見られる皮下脂肪ではありません。良性の腫瘍性病変です。時には炎症を起こしたり、どんどん大きく増大したりしますので、手術にリスクがない場合には切...
  • 乳腺の過形成と乳腺腫
    発情などが来ると、メスは乳腺が大きくなったりします。乳腺が発達した状態でいわゆる過形成となります。こういった状態が長く続いたり、繰り返していると乳腺に腫瘍ができてしまうことがあります。乳腺細胞が活発なため、細胞のコピーエラーが生じたり、ホルモンが関与する腫瘍ができてしまうのでしょう。乳腺腫瘍の半分は乳癌という悪性腫瘍になります。今回のケース、13歳6ヶ月のミニチュアダックス、女の子の場合は、良性の乳...
  • 猫のアクネ痊瘡(ざそう)
    13歳1ヶ月のアビシニアン、男の子です。今日は外科手術で来られたのですが、下アゴがずいぶん汚れています。黒いつぶつぶの汚れですね。猫のアクネ痊瘡(ざそう)とよばれる皮膚病です。治療は清潔に保つことです。可能であれば毛を刈ります。原因が寄生虫の場合は寄生虫の駆虫を行いますが、一般的には毛穴からの感染が主ですから、薬用シャンプー、抗生剤の投薬を行います。これらの治療に反応しないものは、ある種のホルモン剤...
  • お腹が大きいんです
    お腹が大きくなることを腹部膨満などと言います。病的でない腹部膨満には、妊娠、肥満、食後などがあります。最近は肥満による健康障害もありますので肥満は病的に含まれることもあります。病的なものとしては腹部の液体貯留、内臓器の腫大、腹腔内腫瘍、副腎皮質機能亢進症などがあります。これらを診断する必要があります。本症例は9歳4ヶ月のMIX犬、女の子です。腹部膨満とのことなので、診断のため、レントゲン写真を撮影しま...
  • 犬のホットスポット(急性湿疹)
    8歳7ヶ月のミニチュア・ダックスフンド、女の子です。背中に大きなデキモノとのことでしたが、ホットスポット(急性湿疹) でした。高温多湿の時期に多く見られます。皮膚の一部をひどくかゆがり、脱毛してじくじくした皮膚の炎症をホットスポットといいます。被毛に熱がこもりやすい犬種に多いようですが、すべての犬種に起こります。化膿性皮膚炎なので、皮膚の細菌を抑える治療を行います。他の犬や人に感染することはありません...

プロフィール

familyanimalhospital

ファミリー動物病院(調布市)の診療日誌を時間が許す範囲でつけていこうと思います。https://www.familyah-sengawa.com/
これは日々当院に来院される患者さまにその設備などをお披露目する機会がなかなかないので症例を報告しながら見ていただけたらと思います。
症例報告に当たっては我々がどのような病気と日々奮闘してきたかもご覧いただき、参考にしていただけたらと思います。
症例報告なのでやや生々しい画像も含まれることがありますので見るに当たっては自己責任にてお願いします。

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