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  • 犬の変形性骨関節症(DJD)
    14歳のラブラドール、女の子です。最近後ろ足をかばって歩いているようです。こちらは左膝の横向きの写真ですが、関節腔内に白い影が写っています(赤い円内)。カルシウムの沈着または遊離した骨片のようです。炎症性疾患を示唆しています。触診所見でも、関節を動かすたびに聞かれる捻髪音もあり、関節の動く範囲も狭くなっています。大腿骨にも同じような病変が確認されました。こういった犬の変形性骨関節症(DJD)は老化による...
  • まるでバリウムですね
    10歳3ヶ月のトイ・プードル、女の子です。散歩中に草や砂を食べてしまい、大量に吐いたとのことでした。吐物の中に大量の砂が出てきて気付いたようです。散歩中に草むらに顔を突っ込んだり、ドッグランで目が届かないところに行った時にこういったことが起こることがあります。砂自体は便で排出されますが、砂に付着した菌や寄生虫、場合によっては除草剤などの有害物質が付着していることもありますので注意が必要です。砂を食べ...
  • 手術順調に終わっています
    1歳の柴犬、女の子です。今日は将来の病気の予防のため、避妊手術を行いました。卵巣腫瘍、子宮蓄膿症などが予防できます。これらの病気は中高齢以降、とても好発する病気です。術前検査に問題がなかったので、13:00、麻酔前投薬を行なってから全身麻酔を施し、心肺系のモニター、点滴を設置いたします。お腹の毛を刈って消毒を行い、13:14、皮膚切開で手術開始です。13:17、皮下織を丁寧に剥離し、腹壁を露出します。13:19、白線...
  • メーカー各社、値上げ・リニューアル
    10月1日より値上げやリニューアルなどを行うフードメーカーがあります。まず、スペシシフィックの処方食が全品値上げとなります。処方食ながら、嗜好性が高い、各病気に対応したラインナップが特徴のシリーズです。ヒルズのサイエンスプロシリーズが全品リニューアルと値上げとなります。サイエンスプロは一般食よりも高性能でリーズナブルな価格設定のシリーズです。リニューアル後はより健康重視の製品となります。今現在使用さ...
  • 猫の耳介皮膚炎
    6歳2ヶ月のMIX猫、女の子です。外へも自由に行ける子です。夏に入ってから両耳の外側にボツボツができ、強いかゆみがあるそうです。耳はかくことにより出血し、びらん、潰瘍化しています。この場所の皮膚炎には疥癬(かいせん)などの寄生虫、扁平上皮癌、アレルギー、薬物や植物によるかぶれ等が考えられます。皮膚掻き取り検査、スタンプ細胞診で疥癬、扁平上皮癌は否定されました。最も多い原因はノミやダニによるアレルギー、食...
  • 話題のプラセンタ
    11歳8ヶ月のミニチュアダックス、男の子です。特に臨床症状はありませんが、健康検診の血液検査で、肝臓の数値が高くなっておりました。そこで、超音波検査を行い、画像で肝臓の状態を見ました。黒く抜けているところはありましたが、増大傾向のないこと、FNAにより腫瘍の可能性はないと思われます。このように、血液検査で肝臓の数値が高く見られることは時折見られますが、その原因がはっきりと分からない事があります。そういっ...
  • 第7回 ご長寿ペット フォトコンテスト2014
    動物病院タイアップ、敬老の日特別企画、ご長寿ペットフォトコンテストで7歳以上の犬、猫の写真を募集しております。締め切り間近です。詳しくはこちら。ファミリー動物病院...
  • 猫の流涎(りゅうぜん)
    8歳5ヶ月の日本猫、男の子です。流涎、すなわちヨダレによって口唇が汚れています(青矢印)。こういった汚れは臭いのもとにもなります。流涎の原因は胃腸障害、自律神経系の異常などで見られることもありますが、口腔内疾患が最も多い原因です。本ケースも上の臼歯に炎症があるようで、歯肉が赤くなっています(白矢印)。歯周病ですね。反対側の臼歯も大きな歯石が付着し、歯肉に炎症があります(黒円内)。両臼歯ともすでに歯根炎を起...
  • 黒いイボ
    7歳10ヶ月のアビシニアン、男の子です。額に黒いデキモノ(円内)です。猫にもメラノーマと呼ばれる黒く色素沈着を伴った悪性腫瘍があります。メラノーマは小さくても転移が多く、有効な抗癌剤もないことから早い切除が望まれます。すぐに切除し、病理検査を行いました。病理の結果、線維性乳頭腫と呼ばれる良性の腫瘍でした。メラノサイト(メラニン細胞)と呼ばれるメラニンを生成する細胞が悪性化したものがメラノーマですが、本症...
  • 猫の肛門嚢炎による自潰
    13歳2ヶ月のアメリカン・ショートヘアー、男の子です。お尻から血膿が出たとのことです。本人も気にしてなめているようです。皮膚が炎症を起こし、脱毛しています。この位置には肛門嚢と呼ばれる袋があります。袋の内側にはアポクリン腺という分泌腺があり、液状の分泌物を生成しています。この液体で満たされている袋が肛門嚢です。この液体は強烈な匂いで、個人を特定するためのものです。だからよく犬や猫では相手のおしりの匂...

プロフィール

familyanimalhospital

ファミリー動物病院(調布市)の診療日誌を時間が許す範囲でつけていこうと思います。https://www.familyah-sengawa.com/
これは日々当院に来院される患者さまにその設備などをお披露目する機会がなかなかないので症例を報告しながら見ていただけたらと思います。
症例報告に当たっては我々がどのような病気と日々奮闘してきたかもご覧いただき、参考にしていただけたらと思います。
症例報告なのでやや生々しい画像も含まれることがありますので見るに当たっては自己責任にてお願いします。

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