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  • アイペット どうぶつ保険対応医療機関となりました
    アニコム損保に引き続き、アイペットのペット保険も窓口精算を再開させて頂きます。3月1日より窓口精算対応病院となりますので、来院の際は保険証をお持ち下さい。ファミリー動物病院...
  • ネブライジング療法
    12歳のトイ・プードル、男の子です。咳がひどいとのことでした。特に興奮時に咳き込むとのことです。胸部のレントゲン写真です。気管は食道と違い、寝ても覚めても楽に空気が出入りできるように軟骨でその通り道が支えられております。道路のトンネルのようです。ところがその軟骨ごとつぶれてしまう病気が気管虚脱(赤い矢印)です。中高齢の小型犬で、よく鳴く子や肥満の子に多く出ます。この病気にかかると先ほどの特徴ある呼吸音...
  • 犬の角膜潰瘍
    8歳5ヶ月のトイ・プードル、女の子です。目を細めて、涙や目やにが出るとのことでした。目を細めたりシバシバする行動は羞明(しゅうめい)といい、目を痛がっているサインです。眼の表面である角膜は透明という変わった細胞で出来ています。透明な細胞ゆえ、外観上問題なくても、このように緑色の検査溶液をつけるとたちまち眼の表面に傷があることが分かります。人でもコンタクトレンズなどの傷や涙がきちんと眼の表面を覆っている...
  • オスの乳腺腫瘍?
    10歳8ヶ月のオス猫です。急速に左の第3乳房が腫れ上がり、自潰して出血を伴っています。持病の糖尿病もあるため、壊死性のものなのか、オス猫では珍しい乳腺腫瘍なのか心配されます。すでに自潰しているため、マージンを気にしながら本日切除致しました。糖尿病は血中の糖が多いため、細菌の繁殖がしやすく術後も感染のコントロールが必要となります。お大事に。ファミリー動物病院...
  • 犬の副腎腫瘍
    12歳7ヶ月のミニチュア・ダックスフンド、男の子です。吐いて食欲がなくなったとのことでした。血液検査で肝臓の数値が上昇し、血漿には黄疸が出ていました。まだ可視粘膜、尿など外観上に黄疸は発現してはいませんでした。貧血や胆管系の数値の上昇が過剰でなかったことから肝機能低下が疑われました。そこで、カラードップラー検査を行いました。肝臓に3.5cmの腫瘍が見つかりました。更に検査を進めていくと、左の副腎全体が腫瘍...
  • フェレットの副腎疾患
    4歳6ヶ月のフェレット、男の子です。尾根部背側の毛が抜けてきました。このような脱毛が見られたら、フェレットの場合はまず腹部の超音波検査を受ける必要があります。フェレットには副腎と呼ばれるホルモンを分泌するところが病的になることが多いからです。やはり、右側の副腎が大きく腫大していました。腫大した結果、ホルモンの分泌過剰になり様々な症状が出ます。脱毛も症状の一つです。右副腎は後大静脈に隣接していて、血管...
  • 猫を探しています
    18歳のメス猫、今年1月23日から調布市神代団地の飼い主様自宅より迷子となっているそうです。見かけた方は、診療時間にファミリー動物病院まで連絡下さい。...
  • ハムスターの不正咬合
    1歳2ヶ月のジャンガリアンハムスター、男の子です。硬いものを食べなくなったそうです。体重も減ってきたようです。見てみると、右上切歯が伸びすぎて、巻いて口蓋に当たっています。ハムスターの切歯は日々伸び続けます。これでは歯が使えないので食べにくそうです。その割に下の切歯が伸びていません。これは、先に下の歯が破折して、上の歯と連携できなくなり、上の歯が伸びすぎたのです。破折の原因は生まれつきの場合と、ケー...
  • 小型犬の前十字靭帯整復
    先日の症例です。ドローサインが出ています。今日は外科的整復です。前十字靭帯断裂は犬のサイズにかかわらず、よく遭遇する症例です。発生起因は足を地面に着いた時の力のかかり具合によります。これは模式図です。①犬が地面に足を着きます。②踵から大腿骨の腱が引っ張られます。③その結果、脛骨が前方に向かおうとする力が発生します。④通常は前方に引っ張られまいとする前十字靭帯がここに存在しています。ところが前方に引っ張...
  • 犬の乳歯遺残
    生後9ヶ月のヨークシャー・テリア、女の子です。すでに初回の発情が来ました。この画面だけでも3本確認できます。他にも4本、計7本の乳歯が残っていました。特に奥の歯は、歯が密集しているもので、食べかすや毛がからまり歯肉炎を起こしていました。乳歯は抜歯しておく必要があります。鎮静が必要ですが、本日きれいに抜歯いたしました。涙やけも多く、常に涙で濡れている部分は皮膚炎を起こしてしまいます。余剰の涙は通常眼と鼻...

プロフィール

familyanimalhospital

ファミリー動物病院(調布市)の診療日誌を時間が許す範囲でつけていこうと思います。https://www.familyah-sengawa.com/
これは日々当院に来院される患者さまにその設備などをお披露目する機会がなかなかないので症例を報告しながら見ていただけたらと思います。
症例報告に当たっては我々がどのような病気と日々奮闘してきたかもご覧いただき、参考にしていただけたらと思います。
症例報告なのでやや生々しい画像も含まれることがありますので見るに当たっては自己責任にてお願いします。

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