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  • 犬の前庭症候群
    14歳7ヶ月のパピヨン、女の子です。突然ふらふらして立ち上がれないとのことでした。頭が右に傾き(斜頚)、眼球が一点で止まらず、左右に振れてしまっています。これを眼振といいます。斜頚とともに前庭疾患の特徴です。前庭とは平衡感覚を担当しているもので中枢や末梢の耳に存在しております。これらのどちらか、もしくは両方が障害され平衡感覚を失う疾患です。めまいによる吐き気を伴うこともあります。確定診断にはMRIやCTが必...
  • 黒いつぶつぶにご用心
    11歳5ヶ月のロシアンブルー、男の子です。毛の中に黒い小さなつぶつぶがあります。お菓子のカールのように巻いているのもあります。特徴的なノミの糞です。湿らせた紙の上に置くと、糞が溶けて血液の色になります。猫の血を飲んだ糞だからです。単なるゴミとの区別ができます。ノミ自体もいたようです。また、猫の糞からも米粒大の白い虫が出てきたようです。サナダムシです。ノミから猫に感染します。ノミの駆虫とサナダムシの虫...
  • 尿が赤いんです
    16歳のミニチュア・ダックスフンド、男の子です。尿が赤くなったとのことです。確かに尿全体が赤いです(写真右)。しかし、遠心分離機にかけると、尿の黄色に戻ります。尿沈渣を調べると、赤血球がみられ、泌尿器系での出血を示唆します。白血球も見られることから感染を疑います。頻尿もあり膀胱炎のようです。尿は沈渣だけではなく比重を見ることで、腎臓の濃縮機能を見ることができます。ただし、今回のケースのように尿に血液が...
  • 腫れ、引いてきましたね。
    先週かかとが腫れていた症例です。犬はなかなかシップを貼ることができないため、内服薬による治療を行いましたが、腫れも引いてきて(なかなか写真では分かりにくいですね)足をかばうことがなくなったようです。リンパの腫れもあったので、FNA検査を行った所、炎症性過形成だったので何らかの原因で感染があったのかもしれません。いずれにせよ順調に回復して良かったですね。お大事に。ファミリー動物病院...
  • 病気のサインかもしれませんよ
    11歳5ヶ月のロシアンブルー、男の子です。蛇口から水を飲みます。猫では時々見られ、動きのある水、温度、味など一定の嗜好性があるようです。ただし、ある年齢からこのような飲み方をし始めた、いつもよりも水を欲する動作であれば病気のサインかもしれません。喉が枯渇する代表的な猫の病気に腎不全、糖尿病があります。注意しましょう。お大事に。ファミリー動物病院...
  • 久しぶりのごはん
    先日腸閉塞の手術をし、入院している子です。手術内容によって異なりますが、通常24時間の絶飲絶食を行います。消化管の傷口が開くと困るからです。その間は点滴で過ごします。吐き気がなければ軟らかい食事から始めます。病気になって3日、術後1日の計4日食べれてなかったので、久しぶりのゴハンは美味しいですか?術後の回復も順調です。ファミリー動物病院...
  • 犬の腸閉塞
    昨日からの続きです。腸閉塞が診断されたので、外科手術を行いました。腹部を切開し、胃を牽引します。胃を体外に持ってくるにはまず脾臓を牽引すると出てきます。昨日のレントゲン写真からすると胃の出口である幽門から閉塞物がありましたので、まず胃切開を行いました。うまく十二指腸内の異物を胃に戻しながら摘出しました。大きな毛玉です。しかも人毛のようです。いっぺんに食べてしまったわけではなく、時間がかかって胃にた...
  • 犬のバリウム検査
    7歳6ヶ月のトイ・プードル、男の子です。何回か吐いた後、元気・食欲が無くなってしまいました。腹部のレントゲン写真は胸部のレントゲン写真と違い、複数の臓器が重なり合っている部分が多いために得られる情報は限定的です。診断できる病気もあるので撮影することに意味はあります。今回は腹部レントゲン写真を撮影しましたが、確定的な所見は得られませんでした。次にバリウムを投与します。犬の場合自らは飲んでくれないため、...
  • 猫の耳ダニ症
    年齢不詳の外猫ちゃん、男の子です。耳の汚れがひどく、かゆみが強いようです。両耳とも耳垢が黒く、臭いは強くありません。やはり耳ダニがいました。卵もありましたので、活発に繁殖しているようです。治療は注射で行います。猫は点耳をとても嫌がります。完全に治すことはできますが、外へ行くとまた感染してしまいますので、予防薬はちゃんとやりましょう。お大事に。ファミリー動物病院...
  • 踵が腫れた
    12歳3ヶ月のジャック・ラッセル・テリア、男の子です。左後ろ脚をかばって歩きます。踵の部分が腫れていました。とても硬いです。レントゲン撮影をすると、骨に大きな病変はなく、軟部組織の腫れのようでした。熱感はありませんが、痛みはあるようです。この犬種はジャンプ等、動きが激しいので、捻挫、打撲も念頭に入れ、治療に反応無ければ関節液、FNAなどの検査が必要です。お大事に。ファミリー動物病院...

プロフィール

familyanimalhospital

ファミリー動物病院(調布市)の診療日誌を時間が許す範囲でつけていこうと思います。https://www.familyah-sengawa.com/
これは日々当院に来院される患者さまにその設備などをお披露目する機会がなかなかないので症例を報告しながら見ていただけたらと思います。
症例報告に当たっては我々がどのような病気と日々奮闘してきたかもご覧いただき、参考にしていただけたらと思います。
症例報告なのでやや生々しい画像も含まれることがありますので見るに当たっては自己責任にてお願いします。

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