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  • 猫の糖尿病
    9歳2ヶ月のオス猫です。ここ2週間水をたくさん飲み、おしっこの回数が増えたとのことです。体重も減ってきました。尿比重(尿の濃さ)を見ると水を飲んでいる割には数値がノーマルで、薄まってません。水を飲んでての脱水か、尿に溶質(血液、タンパク質、糖)が溶け込んでいるかです。本症例では尿に糖が検出されました。糖尿病です。多飲多尿、体重減少は糖尿病に多い所見です。血液検査でも高脂血症(血漿部分が真っ白)と高血糖が確...
  • けずって当てようスクラッチカード
    あさって、11月1日より調布市制施行60周年、絆・ぬくもり がんばろう調布セールが始まります。詳しくは公式ホームページまで。ファミリー動物病院...
  • 肉芽腫性炎症を引き起こしてました
    先日外科摘出した盲腸は高度の肉芽腫性炎症を引き起こし、すでに穿孔や腹膜炎があった可能性があるとのことでした。炎症による腸閉塞は以前にも症例としてありましたが、重度炎症部は外科摘出が今回のケース同様に必要となるでしょう。腸管の炎症を引き起こす要因のひとつに腸粘膜を傷つける異物の摂取がありますので、誤食には十分注意しましょう。ファミリー動物病院...
  • 犬のぶどう膜炎
    13歳1ヶ月のトイ・プードル、男の子です。前眼房部(角膜と水晶体の間)が白く淀んで目の透明性がありません。結膜は充血しています。ぶどう膜(虹彩、毛様体、脈絡膜)の炎症が認められます。眼圧の上昇も見られ、緑内障を引き起こしています。眼圧は早期に下げないと失明します。緑内障はコントロールが非常に難しい病気です。すぐに治療開始です。お大事に。ファミリー動物病院...
  • 犬の副腎皮質機能亢進症
    12歳7ヶ月のチワワ、男の子です。水をやたらに飲むとのことです。オシッコもいっぱいします。飼い主さんは糖尿病を心配しておりますが、血液検査で否定されました。お腹が膨らみ、お腹の表面の血管が浮き出ています。これらは犬に副腎皮質機能亢進症に見られる症状です。血液検査でも十分疑える数字でした。腹部の超音波検査ではやはり左右の副腎の腫大が見られました。左右であることと、不整でないことから下垂体依存性の副腎皮...
  • 犬の歯周病
    7歳のキャバリア、女の子です。前歯がグラグラで痛そうにしているとのことです。確かに歯肉が下がり、歯としての機能は果たしていません。口臭もひどいです。体の健康チェックも兼ねて、歯の治療を行いました。口臭もなくなり良かったですね。お大事に。ファミリー動物病院...
  • 乳腺炎か乳腺腫か?
    13歳のミニチュア・ダックスフンド、女の子です。乳腺に1cm弱の硬いしこりが複数できました。その他症状は全くありません。注射針による細胞診(FNA)を行いました。硬いしこりですが、茶色の浸出液が見られます。大きくなるスピードも早過ぎるため、乳腺炎かもしれません。また、炎症性乳癌だと予後も悪いため、こういったケースでは外科切除の前にFNA検査が必要となります。悪くなければいいですね。お大事に。ファミリー動物病院...
  • リンパ腫でした
    先日の小腸腫瘍の猫のFNA結果が出ました。リンパ腫と呼ばれる悪性腫瘍でした。外科手術、抗癌剤投与は避けたいとのことを受けて、なるべく体に負担のない治療を行うことになりました。お大事に。ファミリー動物病院...
  • 犬の盲腸内異物
    11歳のコーギー、男の子です。腹部痛と食欲不振があり、元気がありません。数回吐いています。レントゲン写真では白い陰影が写っていますが、便として排泄される位置なため特定はできません。そこで超音波検査を多なった所、異物が存在し、移動していないことが確認されました。盲腸内に異物が存在していました。とても硬いです。一体何が詰まっているのでしょうか?とても珍しい状態です。盲腸の炎症が強く、残しておける状態では...
  • トッピングには要注意
    治療が功を奏し、やっとコクシジウムがいなくなりました。犬も元気になり、痩せていましたがふっくらしてきました。良かったです。ところが、便が下痢は治りましたがやや軟便です。検便すると、脂肪滴がいっぱい。ズダンⅣで染めると赤くなります。赤い丸が全部脂肪滴です。脂肪の吸収能力が低いのか与えてる量が多いのか?よくよく聞くとフードに粉ミルクをトッピングしていたようです。子犬用のフードはそれだけで栄養満点なので...

プロフィール

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ファミリー動物病院(調布市)の診療日誌を時間が許す範囲でつけていこうと思います。https://www.familyah-sengawa.com/
これは日々当院に来院される患者さまにその設備などをお披露目する機会がなかなかないので症例を報告しながら見ていただけたらと思います。
症例報告に当たっては我々がどのような病気と日々奮闘してきたかもご覧いただき、参考にしていただけたらと思います。
症例報告なのでやや生々しい画像も含まれることがありますので見るに当たっては自己責任にてお願いします。

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