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  • 基底細胞癌でした
    先日局所麻酔下にて切除した19歳の猫の皮膚腫瘍は基底細胞癌でした。もともとは基底細胞腫と言って良性のことが多いのですが、今回は悪性でした。転移率は低いのですが、切除しておいてよかったです。老齢の白い猫に多いと言われていますが、まさにそうでした。肩の所の腫瘍は皮脂腺腫で、良性であったので多発していたわけではなく安心しました。お大事に。ファミリー動物病院...
  • 歯が曲がった?
    ときどき、アゴの関節が外れて口が閉まらなくなったと来られる方がいらっしゃいます。多くは歯周病で歯が動揺し、変な方向に傾いてしまってかみ合わせができなくなり口が閉じれなくなってしまうことが多いです。今回も歯が傾いてしまったようです。10歳5ヶ月のトイ・プードル、男の子です。歯周病です。責任病変である歯を抜歯致しました。歯根まで歯石が付着し、歯もグラグラで歯としての機能がないばかりか感染による全身性疾患...
  • 犬の火傷
    16歳11ヶ月のミニチュア・ダックスフンド、男の子です。誤ってお湯が背中にかかってしまいました。お湯や油などの熱による損傷を熱傷、火傷といいます。まずは患部の痛みの軽減、病変の損傷範囲(通常深さ)を軽減するために冷水、氷などで冷やしましょう。ただし、特に小型犬はあまり広範囲、長く冷やすと低体温になってしまいます。通常は5分程度で良いでしょう。熱で損傷した組織は数日中に壊死を引き起こします。感染のコントロ...
  • 犯人は梅干の種?
    10歳3ヶ月のヨークシャー・テリア、女の子です。ここの所、食後にフードを吐くことが増えました。腹部レントゲン写真では、腎結石、肝臓の肥大はありますがこれらは以前から持っており、腹部超音波検査においても腎結石は腎の石灰化が主で腎機能低下は認められません。代謝性嘔吐ではないようです。元気も食欲もありましたが、吐く原因を追求すべく内視鏡検査を考えていた所、梅干しの種を吐き出しました。どうやら2週間前に飲んだ...
  • 犬の先天性肩関節脱臼
    生後7ヶ月のトイ・プードル、女の子です。最近左手を挙げてしまうとのことでした。もともと購入時から歩き方がおかしかったようですが、子犬でヨチヨチしてるからかな?という程度だったそうです。腕の太さも左右違っています。左腕の方が細いです。廃用萎縮と言ってずっとなるべく左手を使わないようにしていた証拠です。すぐにレントゲン写真を撮影した所、左の肩関節が脱臼しておりました。問題は脱臼を起こした時期ですが、肩...
  • 肉球から何か出てる?
    7歳のチワワ、女の子です。左前足の第3指の肉球から突起物です。硬いようですがそれはカサブタで、中からは肉様の物が盛り上がっています。取れてはまた出るをここ数ヶ月繰り返しているようです。歩様はノーマルで特に痛がっていません。外用薬に反応はありませんでした。出てるものは肉芽種のようで、肉球内に異物や腫瘍がある可能性がありましたので、麻酔下において肉球内をデブリードメント(壊死した組織を除去する)するように...
  • 吐き出したものは?
    病院の午後12時から3時までは外来の診察をしておりません。これは、我々スタッフが休んでいるのではなく、外来をシャットアウトしてできる仕事をしております。ほぼ毎日何らかの手術、検査、入院患者の治療などなどをしております。本日も2件の手術を行いました。全身麻酔をかける手術なのですが、時々麻酔薬に反応して嘔吐してしまう子がいます。吐物を肺の方に吸ってしまいますと誤嚥性肺炎を引き起こしてしまいますので、麻酔前...
  • 犬の副腎機能亢進症
    11歳9ヶ月のトイ・プードル、男の子です。最近水をよく飲み、おしっこを大量にするとのことでした。多飲多尿です。多飲多尿の症状は一過性の精神的なものを除いて割と深刻な病気のことが多いので注意が必要です。血液検査においてはALPの上昇以外に異常はありませんでした。そこで原因追求のため腹部の超音波検査を行いました。肝臓の辺縁が通常尖っていますが丸く鈍になっていました。肝肥大です。血液検査上、肝機能低下はありま...
  • 後ろ足の不全麻痺
    6歳11ヶ月のビション・フリーゼ、男の子です。散歩中にキャンと鳴いたとのことです。その後、時間の経過とともに、後ろ足がよろつきはじめ、引きずって歩くようになりました。痛覚はありますが、運動麻痺の症状が出ております。上半身は正常に機能しております。胸椎、腰椎のどこかに責任病変があるはずです。こちらは本症例の腰椎一部のレントゲン写真です。脊髄神経は背骨それぞれの骨のトンネル内を通っています。赤いラインが...
  • マラセチア性外耳炎
    13歳8ヶ月のトイ・プードル、男の子です。耳を痒がり、汚れが出てくるようです。臭いもありますね。耳の中にも毛が生える犬種なので、耳の中が見えません。犬の外耳道の構造は複雑です。垂直に降りて水平に曲がっています。したがって人間の外耳道よりも非常に通気が悪く、外耳炎がとても多いです。湿気がこもり、体温で温められ、常在しているマラセチアにとってはとても居心地が良く、増殖しやすいのです。なおかつ、耳の中に毛...

プロフィール

familyanimalhospital

ファミリー動物病院(調布市)の診療日誌を時間が許す範囲でつけていこうと思います。https://www.familyah-sengawa.com/
これは日々当院に来院される患者さまにその設備などをお披露目する機会がなかなかないので症例を報告しながら見ていただけたらと思います。
症例報告に当たっては我々がどのような病気と日々奮闘してきたかもご覧いただき、参考にしていただけたらと思います。
症例報告なのでやや生々しい画像も含まれることがありますので見るに当たっては自己責任にてお願いします。

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