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  • 猫の尿には脂肪が出ます
    11歳2ヶ月のオス猫です。今日はキャット・ドックです。腹部の超音波検査を行いました。腹部は胸部と違い様々な臓器が重なっておりますので、レントゲン写真よりも超音波検査の方がはるかに情報は多いでしょう。腹部のいろんな臓器を観察できます。さて、そんな中膀胱を観察すると何やら白い浮遊物が見られます。超音波のアーティファクトではありません。ストルバイトなどの浮遊物に見られそうですが、膀胱の上の方(重力と逆側)に...
  • 猫の避妊手術
    生後6ヶ月のアメリカン・ショートヘアー、女の子です。今日は将来の病気の予防のため、避妊手術を行いました。卵巣腫瘍、子宮蓄膿症などが予防できます。また、最初の発情が来る前だと、乳腺腫瘍の発生リスクが低くなります。これらの病気は中高齢以降、とても好発する病気です。術前検査に問題がなかったので、麻酔前投薬を行なってから全身麻酔を施し、心肺系のモニター、点滴を設置いたします。お腹の毛を刈って消毒を行い、皮...
  • 犬の八重歯?
    生後6ヶ月のトイ・プードル、男の子です。前歯が永久歯に生え変わったのですが、上の左第3切歯が歯茎の途中から横に生えてしまっています。叢生(そうせい)、乱生、乱杭歯(らんぐいば)と言った類でしょうか。そのせいで上唇に当ってしまい潰瘍ができています。犬は長期にわたる矯正に耐え得らないので通常は抜歯いたします。ついでに残っていた乳歯もきれいに抜きました。これで唇の潰瘍は治るでしょう。余分な乳歯は歯周病のもとで...
  • 犬のものもらい
    6歳5ヶ月のパグ、女の子です。目が赤いとのことでした。左まぶたの下にぷっくりと腫れ物が....。麦粒腫(ばくりゅうしゅ)または霰粒腫(さんりゅうしゅ)と呼ばれるもののようです。麦粒腫は眼瞼の中にある脂肪を分泌する腺に細菌が繁殖して起こる炎症です。腫れの中身は膿ということになります。霰粒腫はマイボーム腺に脂肪がつまったために分泌物が貯留してできます。内容物が膿か腺の分泌物かの違いがあります。通常、麦粒腫のほう...
  • 朝から雪です。注意してご来院ください。
    都内は11月としては54年ぶりの初雪だそうです。午前中は降るようなので注意してご来院ください。ファミリー動物病院...
  • 犬の避妊手術
    生後7ヶ月のシーズー、女の子です。昨日の子とわずか1ヶ月の差ですがこちらは体重5kgを超えています。やはり犬は犬種差、個体差が大きくバリエーションが豊富です。今日は将来の病気の予防のため、避妊手術を行いました。卵巣腫瘍、子宮蓄膿症、発情前なので乳腺腫瘍などが予防できます。術前検査に問題がなかったので、麻酔前投薬を行なってから全身麻酔を施し、心肺系のモニター、点滴を設置いたします。お腹の毛を刈って消毒を...
  • 犬の避妊手術
    生後6ヶ月のヨークシャー・テリア、女の子です。今日は将来の病気の予防のため、避妊手術を行いました。卵巣腫瘍、子宮蓄膿症、発情前なので乳腺腫瘍などが予防できます。術前検査に問題がなかったので、麻酔前投薬を行なってから全身麻酔を施し、心肺系のモニター、点滴を設置いたします。お腹の毛を刈って消毒を行い、皮膚切開で手術開始です。体重が1.4kg無いのでとてもミニマムです。皮下織を剥離後、白線と呼ばれる血行の乏し...
  • 犬の鼡径部陰睾、口腔内腫瘍の切除
    9歳10ヶ月のコーギー、男の子です。尿の最後に血がたれたり、泌尿器系のトラブルが最近増えてきました。超音波検査においても前立腺の肥大と嚢胞(赤矢印)が認められます。右の睾丸が陰嚢内になく、内股に有ります。鼡径部陰睾です。将来癌化する可能性があります。前立腺肥大の治療も陰睾の治療もどちらも睾丸摘出が治療の第一選択なため、本日行いました。まず陰睾側の睾丸から摘出いたします。次に正常な位置にあった左睾丸を摘...
  • 良性腫瘍でした
    先日切除した黒色の皮膚腫瘍は、上皮細胞とメラニン色素を含んだメラノサイトの両者が増殖した良性腫瘍でした。転移性はありませんでしたが左右に増殖傾向が認められたので、今回切除できて良かったですね。お大事に。ファミリー動物病院...
  • ウサギの不正咬合
    生後7ヶ月のアメリカンファジーロップ、男の子です。下の切歯が外側に向いてしまっています。不正咬合です。不正咬合は物理的要因(不適切なものを噛んでる、外傷でぶつけた)と先天的なものとあるようです。ウサギの歯は伸び続けますので、定期的に切除しないと物が噛めなくなってしまいます。お大事に。ファミリー動物病院...

プロフィール

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ファミリー動物病院(調布市)の診療日誌を時間が許す範囲でつけていこうと思います。https://www.familyah-sengawa.com/
これは日々当院に来院される患者さまにその設備などをお披露目する機会がなかなかないので症例を報告しながら見ていただけたらと思います。
症例報告に当たっては我々がどのような病気と日々奮闘してきたかもご覧いただき、参考にしていただけたらと思います。
症例報告なのでやや生々しい画像も含まれることがありますので見るに当たっては自己責任にてお願いします。

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