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  • 犬の乳頭腫
    3歳9ヶ月のトイ・プードル、女の子です。目の近くに黒い腫瘤です。左右2箇所にありました。両方共局所麻酔下において切除致しました。目の近くの黒い、いわゆる色素沈着した腫瘤は悪性腫瘍のこともあるので速やかに病理組織検査を行いました。本症例は乳頭腫と呼ばれる良性腫瘍でした。乳頭腫は皮膚や粘膜を作る扁平上皮の良性増殖したもので本来は高齢の犬によく見られます。切除で治癒しますが、他の場所にもできる可能性があり...
  • 北川先生、午後お休みです
    本日、北川先生の診察は午後お休みです。病院は通常通り午後7時まで診療しています。ファミリー動物病院...
  • 犬の避妊手術
    生後6ヶ月のコーギー、女の子です。今日は将来の病気の予防のため、避妊手術を行いました。卵巣腫瘍、子宮蓄膿症、発情前なので乳腺腫瘍などが予防できます。術前検査に問題がなかったので、麻酔前投薬を行なってから全身麻酔を施し、心肺系のモニター、点滴を設置いたします。お腹の毛を刈って消毒を行い、皮膚切開で手術開始です。皮下織を剥離し、白線と呼ばれる血行の乏しい腹壁中央部を露出しているところです。白線部を切開...
  • 便に鮮血
    年齢不詳のトイ・プードル、男の子です。便に血が付くとのことです。便で見られる血はいわゆる普通の赤い血の場合と途中で消化活動を受け、便を黒くする(メレナ)の場合とあります。今回は見た目で血と分かる状況なので鮮血と呼ばれるケースとなります。この場合は消化活動を受けていないので、大腸での出血ということになります。犬では割とみられる症状で、その多くは大腸性の下痢の事が多く、血液以外にもゼリー状の粘液を含んだ...
  • 犬の肩関節脱臼
    8歳3ヶ月のトイ・プードル、男の子です。何かの拍子に右前の手を挙げっぱなしになりました。レントゲン写真を撮影したところ、右の肩の関節が外れてしまっています。外見上は腫れが観察されました。早速鎮静下において整復を行いました。カポッとうまくはまりました(右の写真)。靭帯や関節包が脱臼によって損傷しているため、再脱臼しやすい状態です。ベルポーの吊り包帯法で右の肩関節を固定します。再脱臼するようなら手術が必要...
  • 犬の気管虚脱
    13歳6ヶ月のヨークシャーテリア、女の子です。咳が止まらないとのことでした。慢性的に出ていたようで、漢方をやっていたとのことでした。ガーガー鳴る特徴的な咳です。胸部のレントゲン写真を撮影したところ、気管虚脱がありました。空気の通り道である気管は通常レントゲン写真では黒く描写されますが、一部つぶれて途切れています(緑矢印)。ここがまさに気管虚脱の場所で、咳の原因となります。気管虚脱の原因は犬種(遺伝)、肥...
  • 猫の歯根炎
    13歳5ヶ月のオス猫です。アゴの先が腫れているとのことでした。硬さはなく、肉質な感じでしたが、FNA(注射針による細胞診)の結果、化膿性病変であることが分かりました。この場所は扁平上皮癌や繊維肉腫のこともあるので検査はとても大事なものとなります。今回は犬歯の根元からの感染でした。お大事に。ファミリー動物病院...
  • 猫の回虫症
    生後2ヶ月のメス猫です。新しく飼い始めたそうです。特に症状はありませんが、犬でも猫でも迎え入れる時は検便が必要です。便は1回分をそのままビニールかラップに包んで動物病院に持っていくと良いでしょう。顕微鏡でしか見れない大きさの寄生虫の卵を見つけるわけですから、浮遊法と呼ばれる集中法を行いました。こちらは倍率40倍で拡大して見ています。ゴミみたいに見えますが、回虫の卵です。慣れればすぐに見分けられます。10...
  • 犬の肛門嚢炎による自潰
    11歳のキャバリア、男の子です。お尻から血膿が出たとのことです。本人も気にしてなめているようです。皮膚が欠損し大きな穴が開いています。この位置には肛門嚢と呼ばれる袋があります。袋の内側にはアポクリン腺という分泌腺があり、液状の分泌物を生成しています。この液体で満たされている袋が肛門嚢です。この液体は強烈な匂いで、個人を特定するためのものです。だからよく犬や猫では相手のおしりの匂いを嗅ぎ合って挨拶して...
  • ドレナージ(排液処置)
    12歳2ヶ月のミニチュアシュナウザー、男の子です。皮下にできた大きな腫瘤の摘出手術を行った症例です。腫瘤自体は10cm弱ほどありましたが、良性の腫瘍でした。大きな手術創の場合、出血や浸出液などが発生します。これらは手術部位の治癒の遅れや感染を引き起こしてしまいます。そこで必要なのがドレナージ(排液)です。排液を促すために、手術部位に管を設置します。この管をドレーンと言います。今回はペンローズタイプのドレー...

プロフィール

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ファミリー動物病院(調布市)の診療日誌を時間が許す範囲でつけていこうと思います。https://www.familyah-sengawa.com/
これは日々当院に来院される患者さまにその設備などをお披露目する機会がなかなかないので症例を報告しながら見ていただけたらと思います。
症例報告に当たっては我々がどのような病気と日々奮闘してきたかもご覧いただき、参考にしていただけたらと思います。
症例報告なのでやや生々しい画像も含まれることがありますので見るに当たっては自己責任にてお願いします。

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