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  • 犬の前立腺肥大
    10歳6ヶ月のミニチュアダックスフンド、男の子です。腹部のレントゲン写真です。前立腺の腫大が認められました。骨盤腔から出るくらいですね。超音波検査においても前立腺の腫大が認められました。嚢胞や石灰化もなく、いわゆる良性肥大のようです。圧痛もありません。このように去勢をしていない6歳以上の雄犬60%に前立腺肥大が認められます。病的でない場合は特に症状はありませんが、便が細くなったり、短い便になったり、血尿...
  • 犬の子宮水腫
    8歳4ヶ月のスピッツ、女の子です。そろそろ子宮蓄膿症などの病気が心配とのことで、本日避妊手術を行いました。術前検査に問題がなかったので、麻酔前投薬を行なってから全身麻酔を施し、心肺系のモニター、点滴を設置いたします。お腹の毛を刈って消毒を行い、手術開始です。腹腔内にアプローチをし、まず左卵巣を体外にけん引し、摘出しているところです。摘出にはPKシステムを利用しますので体内に血管結紮糸や金属クリップなど...
  • 犬の肛門のただれ
    生後9ヶ月のトイプードル、男の子です。おしりを触られるのを極度に嫌がり、毛に鮮血が付いています。肛門がただれて痔のようです。便が慢性的に軟らかいようです。そのためしぶりや便が付着しやすいことによる不衛生で引き起こされます。便は食べたものに対する結果なので、普段与えているフードが合っていない可能性があります。もちろん寄生虫などの軟便を起こす病気がない前提ですが、現在与えているフードにこだわらず、メー...
  • 犬の副腎皮質機能亢進症
    15歳5ヶ月のポメラニアン、男の子です。薄毛、多飲多尿、多食、など特徴的な症状が認められました。確定診断のために腹部の超音波検査を行いました。こちらは左の副腎ですが、7㎜近くに大きくなっています。右の副腎も同じく腫大しておりました。ACTH刺激試験も行いましたが、やはり副腎皮質機能亢進症でした。左右とも不整形ではなく腫大していることから下垂体性の副腎皮質機能亢進症が疑えます。投薬によるコントロールを行うこ...
  • 猫の低グレードリンパ腫
    14歳1ヶ月のメス猫です。最近よく吐くようになり、体重減少が認められました。腎不全のような代謝性嘔吐の証拠はありませんでした。そこで腹部の超音波検査を行いました。肝臓や腎臓、副腎、膀胱、リンパ節などの問題はありませんでしたが、小腸が全体的に異常でした。動きが悪く内腔(Lu)はやや拡張気味でした。これは小腸の矢状面ですが、赤い矢印の黒い帯状に描写されている層が粘膜層、緑色の矢印の黒い帯状の層が固有筋層です...
  • 大腿骨頭切除
    先日診断したレッグペルテスの症例です。治療には壊死した大腿骨頭を除去する必要があります。外科切除を受けて頂きました。きれいに大腿骨頭が摘出できています。これにより、痛みや股関節の骨関節炎から解放されるでしょう。ファミリー動物病院...
  • 子宮蓄膿症の外科
    昨日診断した子宮蓄膿症の症例です。本日外科手術を行いました。通常通りの処置を行い、腹腔内にアプローチいたしました。診断通り腫大した子宮が認められました。中に膿が詰まっています。破ってお腹の中に落としたら大変です。まずは左の卵巣から摘出いたしました。PKシステムにより素早く動静脈をパウチいたします。これにより子宮内の膿をこぼさずにきれいに摘出できます。同様に右卵巣、子宮と摘出していきます。摘出した左右...
  • 犬の子宮蓄膿症
    13歳のミニチュアシュナウザー、女の子です。血尿をしたとのことでした。尿全体が赤いわけではなく、一部が鮮血でした。発熱、頻尿はありません。泌尿器系の疾患のようには見えませんでした。元気、食欲もありますが、水をよく飲むとのことでした。血液検査では問題ありません。腹部のレントゲン写真を撮影しますと、小腸とは違う管状の印影が認められました。超音波検査をしたところ、拡張した子宮が認められました。子宮蓄膿症で...
  • 犬の急性嘔吐
    10歳3ヶ月のミニチュア・ダックスフンド、男の子です。急に吐きはじめ、食欲もなくなりました。食事、おやつの変更、異物の誤食、拾い食いなど思い当たることはないそうです。吐く回数が多く、日ごと悪くなるようでした。血液検査で問題がなかったため、本日は超音波検査を行いました。赤い円内が胃です。中央の白い部分が胃の内腔で食事など何も入っていないことが分かります。黒い層が胃の粘膜層ですが、一部が黄色い矢印の先の...
  • 猫の汗腺腫
    先日切除した頸部腫瘍の検査結果です。汗腺腫と呼ばれる良性腫瘍でした。犬や猫はあまり汗をかきません。それは皮膚に汗腺ではなく皮脂腺が多いからです。ただし全く汗腺がないわけではなく存在はしております。それが腫瘍化したものです。分泌腺の腫瘍のため、良性腫瘍でも増大、炎症を繰り返すことが多いため、今回切除できて良かったです。お大事に。ファミリー動物病院...

プロフィール

familyanimalhospital

ファミリー動物病院(調布市)の診療日誌を時間が許す範囲でつけていこうと思います。https://www.familyah-sengawa.com/
これは日々当院に来院される患者さまにその設備などをお披露目する機会がなかなかないので症例を報告しながら見ていただけたらと思います。
症例報告に当たっては我々がどのような病気と日々奮闘してきたかもご覧いただき、参考にしていただけたらと思います。
症例報告なのでやや生々しい画像も含まれることがありますので見るに当たっては自己責任にてお願いします。

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