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  • 犬の肺水腫
    11歳のパピヨン、男の子です。呼吸が荒く、食欲がないとのことでした。確かに息苦しそうで、今にも窒息しそうです。咳はしてません。息苦しいので犬を抑えすぎないように注意しながら胸部のレントゲン写真を撮影しました。左側の写真が来院当初のレントゲン写真です。空気を多く含む臓器の肺は本来であれば黒く描写されますが、真っ白です。そのため、白く描写されるはずの心臓がわかりにくくなっています。空気が残っている気管が...
  • 喉の奥の腫瘤
    12歳のトイ・プードル、女の子です。最近咳が有意に増えたとのことでした。早速胸部のレントゲン写真を撮影致しました。心臓、肺に問題はありませんでしたが、喉の奥に白い影が描写されました(赤い円内)。空気はレントゲンでは黒く描写されますが、空気の通路である気管を刺激して咳が出ているようです。食道は通常レントゲン写真に写りません(食べ物が通過する時以外はぺちゃんこだから)が、空気が食道内に侵入しているせいか黒く...
  • 犬の去勢手術
    生後7ヶ月のミニチュアダックス、男の子です。今日は将来の病気の予防のため去勢手術を行いました。去勢手術により会陰ヘルニア、前立腺肥大、睾丸(精巣)腫瘍などの病気の予防ができます。性格、行動面では攻撃性の低下、尿のマーキング等の抑制が期待できます。術前検査に問題がなかったので、麻酔前投薬を行なってから全身麻酔を施し、心肺系のモニター、点滴を設置いたします。手術部の毛を刈って消毒を行い、皮膚切開で手術開...
  • 犬の避妊手術
    生後6ヶ月のワイマラナー、女の子です。今日は将来の病気の予防のため、避妊手術を行いました。最初の発情前なので、乳腺腫瘍、卵巣腫瘍、子宮蓄膿症などが予防できます。術前検査に問題がなかったので、麻酔前投薬を行なってから全身麻酔を施し、心肺系のモニター、点滴を設置いたします。お腹の毛を刈って消毒を行い、皮膚切開で手術開始です。皮下織を剥離し、白線と呼ばれる血行の乏しい腹壁中央部を露出している所です。露出...
  • 犬の尿管結石
    10歳11ヶ月のトイ・プードル、女の子です。震えていて、一度だけ吐き、食欲がないとの主訴でした。これだけではいっぱい病気が考えられるので、診断していきます。まず腹部痛がありました。お腹を触ると痛がります。熱もありました。痛みや悪寒で震えていたようです。腰のヘルニアでも痛みを訴えることもありますので腹部のレントゲン写真を撮影しました。所々に石のようなものが写っていました。一度吐いているし消化器系の疾患に...
  • 犬の表皮嚢胞
    17歳3ヶ月の柴犬、女の子です。右の脇腹に大きな皮膚腫瘤です。増大傾向です。最近特に大きくなり始めました。触感は弾力が少ない柔らかい腫瘤でした。FNA(注射針による細胞診)を行ったところ、ケラチン様物質を伴った表皮嚢腫と呼ばれる良性腫瘍でした。ひとまず転移性がないので安心ですが、腫瘤内のケラチンが炎症反応を引き起こし、局所で大きくなることはあるでしょう。お大事に。ファミリー動物病院...
  • 何歳になっても要注意です
    17歳9ヶ月のミニチュアダックス、女の子です。ここ2日ほど食欲がなく、一度吐いたとの事でした。いつも通りまず身体一般検査からです。体温を計ろうと肛門を見ると、何か出てました。注意しながら引いていくと長い布のようです。なんと長さ50cmはあるであろう、婦人用のストッキングが出てきました。体重3kgの大きさの犬でよく便から出ました。オーナーは食べてしまったことを知りませんでした。でもここで嫌な予感がしました。出...
  • 犬の歯周病
    11歳4ヶ月のミニチュア・シュナウザー、男の子です。自然と歯が抜けて、他にも状態の悪そうな歯があり口臭がひどいとのことでした。術前検査を行い、歯石の除去と抜歯を行いました。温存不可能となった歯根まで歯石の付いている抜歯した歯です。悪い歯を残しておくと、そこからばい菌の侵入を許し、全身疾患に移行することもあります。適切な処置が必要でしょう。今回口臭も無くなってよかったですね。お大事に。ファミリー動物病...
  • お腹が大きい
    7歳6ヶ月のオス猫です。お腹が膨れてきたので心配とのことでした。身体検査上は単なる肥満です。体重も増えています。それでも心配とのことでキャットドックを行いました。血液検査、尿検査共に異常はありませんでした。腹部レントゲン写真ではお腹の所に厚い皮下脂肪、そして内臓脂肪も確認されました。超音波検査でも皮下脂肪、内臓脂肪以外は異常なく、肥満でした。肥満は糖尿病予備軍なので、医療用の減量食を処方しました。猫...
  • 犬のキシリトール中毒
    1歳9ヶ月のボクサー、男の子です。嘔吐、痙攣発作、虚脱(きょだつ:ぐったりして力が入らないこと)とのことでした。嘔吐物にはガムが出てきました。キシリトールが入っているものです。人のガムの多くに入っている成分です。最近はボトルに入って売っていることが多く、犬がいたずらした際に大量に食べてしまうことがあります。今回も30粒ほど食べたようです。ガム自体に問題はなく、便で排泄されますが、問題はキシリトールです。...

プロフィール

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ファミリー動物病院(調布市)の診療日誌を時間が許す範囲でつけていこうと思います。https://www.familyah-sengawa.com/
これは日々当院に来院される患者さまにその設備などをお披露目する機会がなかなかないので症例を報告しながら見ていただけたらと思います。
症例報告に当たっては我々がどのような病気と日々奮闘してきたかもご覧いただき、参考にしていただけたらと思います。
症例報告なのでやや生々しい画像も含まれることがありますので見るに当たっては自己責任にてお願いします。

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