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犬の胃腫瘤


10歳4ヶ月のMIX犬、男の子です。血尿するとのことでした。腹部のレントゲン写真で、数個の結石が写っていました(赤い円内の白いもの)。膀胱結石です。膀胱結石は人間の尿管結石とは違い、広いスペースにある石なので痛みなどの症状が出ることはありません。このように血尿や頻尿などの膀胱炎の症状でわかることが多いです。


結石融解剤で溶けないタイプの石だったので、手術で摘出することになりました。今日は術前検査です。腹部の超音波検査です。パッと見ただけでも4個の石が写っています。もっとありそうです。


膀胱結石摘出の手術は、開腹手術なため、他の腹腔内臓器に異常がないか引き続き超音波検査を行いました。すると、胃に7mmの腫瘤(緑の矢印、赤い矢印のところに比べて胃壁が厚い)があることがわかりました。症状もなく、早期発見となりました。超音波検査は麻酔が必要ありませんが、内視鏡は全身麻酔が必要です。膀胱切開と同時に行う予定となりました。


膀胱結石の手術だけですと、胃の検査ができないところでした。改めて、手術前の検査がとても大事なことがわかります。お大事に。ファミリー動物病院

プロフィール

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ファミリー動物病院(調布市)の診療日誌を時間が許す範囲でつけていこうと思います。https://www.familyah-sengawa.com/
これは日々当院に来院される患者さまにその設備などをお披露目する機会がなかなかないので症例を報告しながら見ていただけたらと思います。
症例報告に当たっては我々がどのような病気と日々奮闘してきたかもご覧いただき、参考にしていただけたらと思います。
症例報告なのでやや生々しい画像も含まれることがありますので見るに当たっては自己責任にてお願いします。

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