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猫の爪切除術


10歳のベンガル、男の子です。大型の猫だけあって爪も大きいです。猫は爪を研ぐ生き物なので、人間と共同生活をする上で残念ながら弊害になることもあります。猫の爪切除は爪を生えなくする手術なのですが、高価な家具を大切にする国ではこの手術は普通に行われております。家具や壁紙の破損だけではなく他のペットへの不慮の外傷、もちろん人に対しての爪による外傷の回避(特に赤ちゃんや子供へ)など様々な理由で行われます。この手術の証明書によって部屋の賃貸が可能になったこともあります。


術部の消毒を行います。この際毛刈りは必要ありません。麻酔時間が長くなり、毛刈りにより傷つけた皮膚から細菌感染を助長するからです。滅菌した猫の爪切りを使用して、深爪する感じで爪を切ります。


あえて爪の根元を残す程度で深爪します。これにより傷が小さくて済みます。


爪の根元が残っているとまた爪が生えてしまいますのでロンジュールで削ります。


うまく切除できました。切除した所に止血剤を充填します。術後の出血を抑えます。


吸収糸で縫合して終わりです。抜糸の必要がありません。


術後すぐの写真です。包帯なども必要ありません。また、爪が生えないだけで爪とぎの行動はしますし木にも登れます。日帰り手術となります。お大事に。ファミリー動物病院

プロフィール

familyanimalhospital

ファミリー動物病院(調布市)の診療日誌を時間が許す範囲でつけていこうと思います。https://www.familyah-sengawa.com/
これは日々当院に来院される患者さまにその設備などをお披露目する機会がなかなかないので症例を報告しながら見ていただけたらと思います。
症例報告に当たっては我々がどのような病気と日々奮闘してきたかもご覧いただき、参考にしていただけたらと思います。
症例報告なのでやや生々しい画像も含まれることがありますので見るに当たっては自己責任にてお願いします。

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